ポリッシャーによる床の表面洗浄で最も注意するこ と

  ポリッシャーによる床の表面洗浄で最も注意することは、洗剤の濃度です。汚れが酷い場合、洗剤を濃くして早くきれいにしようとする傾向がある為です。 しかし、洗剤を濃くすることで、次のような現象に遭遇することが多くなります。それは...

  • 光沢がいつもより出ない
  • 光沢にムラがある
  • 乾いてもなんとなくベタついた感じになる

 これらの場合、「ワックスに問題がある」と思っている方が意外と多いので、今回取り上げてみました。 今回取り上げるのは、「床の表面洗浄」の場合です。既にワックスが塗ってあり、下地のワックスを残し、表面の汚れを取る場合の洗浄方法です。

 結論から言えば、その原因のほとんどは、洗浄方法にあります。 床の汚れが酷い場合、洗剤を濃くして汚れを分解してからポリッシャーで洗浄しようとする方が多くなります。または、剥離剤を使って洗浄することもある ようです。

 しかし、このような洗浄方法は間違いです。床の表面洗浄をする場合、一般的に使用する時は、中性又は弱アルカリのタイプを100倍以上に希釈して洗 浄します。 強アルカリタイプ(剥離剤など)の洗剤を使用した場合、汚れの落ち具合はいいのですが、同時にワックスも溶かしてしまうからです。下地となっている ワックスを溶かしてしまうと、新しいワックスとの密着が悪かったり、光沢が通常どおりにでないことがあるからです。

床の状況イメージ

 また、中性・弱アルカリタイプを使用した場合でも、濃度を濃くした場合も、下地のワックスを溶かすことがあるので、薄めに洗剤を作り洗浄することが 必要です。例え、汚れがひどくても、洗剤の力で洗うのではなくパッド・ブラシなどの研磨力で汚れを落とすことがポイントです。 ワックスを溶かしながら洗浄した場合、洗浄後、ベタベタした感じになる為、ワックスを塗る際、モップが引っかかる感じにな り、塗りにくくなります。モップが引っかかるようで塗りにくい場合、かすれたり厚く塗り過ぎたりするので、仕上りにも影響してきます。

 更に、ワッ クスを溶かしながら洗浄した場合、洗剤分が残り易いという問題もあります。洗剤分が残るということは、塗布するワックスにも影響があります ので、万が一、ワックスを溶かしながら洗浄する際は、水洗いを十分に行い、洗剤分が残らないようにしてください。せっかくきれいに洗浄できても、ワッ クスの仕上り状態が悪くなります。

 まとめると、ワックスの仕上りをよくしたい場合は、既存ワックスを溶かさず削るような感じで洗浄することで、ワックスの密着性も高まり、見た目も良 くなります。

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